気まぐれ釣り師の、底抜け冒険譚!

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There is a lake of the mysteries.

10月11日

今年の紅葉前線も、間もなく麓の町までやって来るころだろう。

この日は毎年恒例にしている個人的行事の序でに我が身を鍛え直すつもりでハーフトレッキングに行ってきた。

2年前に病で入院してから、体が鈍っていることを痛感していたんだ。持久力に自信がない気がするって。

ってことで、かつて何度も訪れている場所に自分を試しに行ってきたんだ。


午前5:40

奥日光湯元は、早朝から観光客がチラホラ。湯ノ湖散策を楽しんでいる人が数人。そして、旅館街のスタッフだと思うがせっせと仕事に勤しんでいた。

湯元の無料駐車場で身支度を整え、ベアーベルをリュックにセットし、新調したトレッキングシューズの紐を締め直して金精峠方面へ歩き出す。

湯元泉源

湯元温泉の泉源地。温泉神社の裏手にある湯元温泉の源泉が湧くところ。辺りは硫化水素の匂いが漂っている。
日光山の開祖、勝道上人がこの温泉を発見して「薬師の湯」と名付けたのが始まりと伝わっている。因みにここは湯ノ平湿原って呼ばれているんだ。
ここを抜け、国道120号に出る急勾配を登って行く。

金精峠へ続く国道120号線の向こう側から、今日のコースが始まる。

刈込・切込湖コース入口

湯元からの上り坂で軽く体が暖まったので、この看板前でガッチリとストレッチかまして体を解し、いざ出発! 時間は午前6:00。 ここから第1目標地点まで約1時間30分。

遊歩道を進む

終盤を迎えた紅葉の森に続く登山道を進む。 国道に出る時に2人組を抜いちゃったので、前にも後ろにも人は見えない。 とても静かで、空気が澄んでいて気分は最高! ゆっくりペースでリズム良くダケカンバやカツラの森を登って行く。

湯ノ湖見えた

振り返ると、木々の向こうに湯ノ湖が見える。 軽く呼吸を整えてから歩き出す。登り易かったり、岩がゴツゴツして歩きにくい場所もあるが、それがこのコースの面白いところ。かつての火山活動の名残なんだ。

登り始めて約20分。 勾配が一気に急になる俗に言う「胸突き八丁」 ここを登りきると最初の休憩ポイントだ。

地元の有志だか良く分からないけれど、コンクリートで固められた石畳擬きを登り「小峠」に到着。

小峠道標

これ見て「なんて日だ!」とか言う輩が最近増えているって話。 別に関係はないのだけれど「小峠」って所。

出発点の湯元から1.4㎞。 標高1672m。ここで水分補給の休憩を取る。

小峠で小休止

ここにはベンチが数基据えつけられていて、このコースを利用する人たちの休息場所となっている。

巨大な岩が剥きだしになっているが、かつて三岳が活動していた頃の置き土産だって話。岩が赤っぽく見えるのはこの火山の特徴らしいよ。

温まった体が冷えないうちに出発。 ここから刈込湖まではそれほどきついコースは無く、のんびりと歩ける。

途中、コースのど真ん中に巨大な岩が居座っていて、「通行止め?」と思っちゃう場所があるが、巨岩の脇からコースは続いているよ。

深い森林に続く散策道は、コメツガやアスナロが群生していてとても気持ちがいい。 季節がら少々寒かったけれど、夏は涼しくていい場所だよ。

翌檜の葉

暫く歩くと道は下り坂が続く。 木製の階段や、木の根をクリアしながらの下りなので足元注意なんだ。

階段が続く

階段面倒くさい

岩場と木の根と階段が続く森の中を進むと、やがて木々の隙間から開けた空間が見えてくる。

湖、見えた

見えてきた「刈込湖」 足取りも軽くなる気分だ。

朝日が射してきた

「刈込湖」到着。

三岳の噴火によって沢が堰き止められて出来たという刈込湖。
「刈込湖」はもともと「狩龍湖」と行って、大昔、日光に住んでいた毒蛇を勝道上人が退治してこの湖に封じ込めたのが名前の由来って言う伝説の湖なんだ。

湖畔に降りた時、山の向こう側から朝日が顔を出した。 めちゃくちゃ綺麗。 時間的に読みが丁度良かったね。この瞬間が見たくて、ここを訪れる時には時間を逆算して登り始めているからね。

毎年ここにはカモがやって来るはずなんだけれど、今日は見当たらない。 砂浜に降りて流木のベンチで休憩。

刈込湖

買ってきた珈琲と、手製のおにぎりで朝ごはん。 空気は澄んでいて、湖面を吹き抜ける風は涼しく、聞こえるのはシジュウカラの囀りと、山奥から聞こえるアカゲラが木の幹を叩く音。 静かだ。 「静寂」とはこういうことを言うんだろうね。

珈琲が旨い

天気は最高だし、真っ青な空と紅葉が美しい。 思い切り深呼吸してみた。

ふと、湖面が動いたような気がして、岸際の水面を覗いてみた。

何かおる!

「何かいる・・・」 この湖に魚がいるって、あまり聞いたことはなかったんだけれどね。

何か稚魚おった

ハッキリとは分からないけれど、何かの稚魚が群れていた。 きっと、カモの足か何かにくっついた卵が孵ったのだろう。
こんな満足に餌も確保できないような山上湖に命の営みが存在することに感動を覚える。

休憩の後、次の目的地に向かう。

刈込湖の周辺の岩場には、こんなモノが自生している。

ヒカリゴケあったよ

「ヒカリゴケ」  湯ノ湖の山側の遊歩道にも見られるヒカリゴケ。 量的には刈込湖周辺の方が多いかな。 歩道の岩陰にひっそりと息づき、神秘的な光を放つヒカリゴケ。夏から秋の初め位まで見られるが、もうすぐこの綺麗な輝きも見られなくなる。幼生の時だけだからね。

散策道を進み、隣の「切込湖」へ。

切込湖

刈込湖と繋がっている切込湖。 水深はどちらも15mくらいだって。 因みに切込湖の方は湖岸ぎりぎりまで湖畔林に覆われているので、湖岸に降りるのはかなり度胸がいる。遊歩道脇に数基のベンチがあるが、あまり使われている様子はない。

双子の湖を後にして、アップダウンの続くなだらかな散策道を「涸沼」目指してのんびり歩く。

木洩れ日が心地よい。湖から涸沼までの散策道はいくらか広くなるので歩きやすい。

木漏れ日気持ちいい

刈込湖から約45分。 涸沼に到着。

涸沼

ここだけ訪れるのならば、山王林道からのアクセスが手っ取り早い。林道の真下だから車窓からでも見える。

花の季節には様々な花が咲き誇る「涸沼」  周辺には10基程のベンチがあるので、ここでのんびり見物散策するのもいい。

涸沼綺麗

山王帽子山。 ここの登山もまた楽しいよ。標高2077m。

涸沼の草紅葉

左の山が於呂俱羅山。 ここは山王林道からのアクセスで登山が出来る山。ただし、途中に難所の岩山越えがある。気を付けないとヒデブッになっちゃう。しかも下りの方が怖い、スベったらジ・エンド。 標高2020mの山。 僕はもういい・・・

涼しいよ

来シーズンは花の季節に来てみよう。 セルフでお遊び。 

山王峠へ向かう。 涸沼の案内看板の前で、思い切り滑った。 幸いにも転ばなかったけれど、「???」なわけ。

調子に乗って軽く小走りをかました途端に足元をすくわれた。 
犯人はこいつ!

滑るぞ

初霜柱

霜柱  早くもここにはこいつらが姿を現している。聞いたら、深夜から未明にかけては氷点下になるらしい。
涸沼の底は寒いからね。

気を取り直して、山王林道までの急坂に挑む。 ここがこのコースの一番辛いところかな?

山道から一旦文明の道に出る。そこから、山王峠へ向かう。

奥鬼怒林道

山王林道 またの名を奥鬼怒林道。この道を進むと川俣温泉に出られる。
僕は右手の土手の上を進み、山王峠へ。

裏男体山

山王峠周辺から見える裏男体山。 熊笹の林から見える男体山も風情があっていい。峠の辺りは紅葉が終盤に向かっている。

紅葉してるよ

山王峠へ

整備された木道を進む。風がちょっと強くなってきた。

山王峠到着

山王峠到着。 湯元を出発してから2時間30分程。休憩を入れてね。 ここまで5.5㎞。結構疲れた。 ミネラルウォーターで喉を潤し、再びリュックを背負う。 登山に訪れていた年配のご夫婦にルートを尋ねられた。
「太郎山に行きたいんですけれど?」
「この先に分岐点がありますから、そこを右に進んで頂いて山王林道の向こう側に入り口の看板がありますよ。ここからだとゆっくり登って3時間ってところですかね。」
「結構あるんですね?」
「山王帽子からコルに下って小太郎越えで太郎山ですからね。今日は天気がいいから燧や会津駒、飯豊連峰まで見えるかも知れませんね。お気をつけて。」

なんてちょっとした会話で少しホッとする。

さて、ここから地獄の下り階段が始まる。 ちょっとした癒しの会話が気分を楽にしてくれた筈。なんだけれど、現実は現実。

下り階段地獄

6km程歩いた足には、非常に堪える下り階段。こんなのが延々と続くんだ。
「精神一到何事か成らざらん」「思う念力岩をも通す」とは言ったものの、精神力でここをクリアできるのならそんなにも苦労はしない。 しかし油断は禁物。ここまででかなりキテいるかな?位の膝の調子。ちょっとばかり薄笑い程度だが膝がガクついている感があるから、気を付けないと1人ビッグサンダーマウンテンをやらかすことになりかねない。
ゆっくりと慎重に階段を下りていく。

いい加減ウンザリし出した頃、ようやく階段地獄をクリアしなだらかな下り道になる。ここで、軽く一息いれる。

時間的に光徳方面からの登山客と何度もすれ違った。

光徳牧場到着

山王峠より約1時間。 このコースのゴール地点「光徳牧場」に到着。 ゴール直前でミズナラの枯葉の中からヘビが飛び出したのがこの日一番驚いた出来事だったかな。幸いジムグリ君だったのでホッとしたけれどね。僕、ヘビは嫌いだけれど、ジムグリ君だけは平気なんだよね~。

レストハウス

午前10時ちょっと前だったけれど、レストハウスは大勢の買い物客。 冷やかしで中に入ろうと思ったけれど、人の居ない山奥に居たものだから、レストハウスの中が渋谷に見えた位。 人混みが嫌だったので、自販機でミネラルウォーターを1本調達し、戦場ヶ原方面へ歩き出した。今回はアイスクリームは遠慮したよ。

お食事中です

牧場の脇を通り、逆川沿いの道を戦場ヶ原方面へ。以前この道で熊の親子に出くわしているので、ベアーベルを再び装着。

光徳沼から逆川

光徳沼から、橋を渡り連絡道を進む。途中でライズ発見!

ライズした!

逆川に遡上してきたブルックトラウト。僕的にはパーレット鱒って呼んじゃうんだけれどね。 チビだったけれど生意気に一丁前なライズを見せてくれたよ。

国道の手前で、可愛い蝶に出会う。

ウラナミシジミ

ウラナミシジミ2

「ウラナミシジミ」  時期が終盤だったせいか、後翅の尾状突起が擦り切れていたけれど、癒し系の出会いだ。

国道120号を渡り、戦場ヶ原エリアへ。

北戦場ヶ原

ここは北戦場ヶ原エリア。 あまり人通りは多くないが、森の始まりが見れたり、男体山の眺望は抜群にいい場所なんだ。

少し前まで、奥に見える山の麓に居たんだよね。 こう見ると結構歩いたものだ。

男体山と大真名子山

男体山と大真名子山。

風が強くなってきた

高山、社山方面。 中禅寺湖の方角ね。 ここから、湯滝経由で出発地点の湯元まで歩いて行く。

午前11:30

今日のコース全行程終了。 今日は万歩計を忘れて来たけれど、結構歩いたね。歩いた距離約12㎞。気持ちいい疲れだね。

汗だくのシャツを着替えて、湯元を出たのが12:00ちょい過ぎ。今日のもう一つの目的の為、龍頭の滝方面へ車を走らせる。

お馴染みの場所「さかなと森の観察園」

しょっちゅう来ているから受付のおばちゃんとも顔馴染み。軽く会話をしたあと場内へ。 僕の場合はもう、殆ど顔パスのようなものだ。

さかなと森の観察園

ここでしばらく魚たちと遊ぶ。 で、モンスタータンク(僕が勝手に呼んでいる巨大マスの居る水槽)の前でマッタリタイム。

でかいよ

メタボマス

もし釣ったら、引きが強いってよりも唯々、重たいだけのような感じだろうね。エサの食べ過ぎで巨大化したレインボートラウトの群れ。目測で60~80cmのデップリ太ったメタボ鱒。 かかったら恐らくロッドは無事では済まないだろうね。

カワマス君

「ブルックトラウト」  明治35年に日光湯ノ湖に日本で初めて導入されて、としてここ日光で養殖、繁殖に成功した日光を代表する鱒。 分類上ではイワナの仲間。
僕的には「パーレット鱒」って呼んじゃうんだよね。
1902年に日本駐在イギリス領事館員 ハロルド・パーレット卿によってアメリカから持ち込まれ、大島久治氏が孵化飼育に成功させ、湯川や湯ノ湖に知人のグラバー卿の指導の下に放流された。って言う記録があるらしいよ。グラバー卿は、あのトーマス・ブレーク・グラバー。長崎グラバー邸んもグラバーさんね。
パーレットさんの偉業を称えて、カワマスを「パーレット」「パーレット鱒」って呼んでいた事もあったんだよね。現在ではこの呼び名はあまり使われていないみたいだけれどね。昭和の人間だけだろうか? ブルックをパーレットって呼ぶのは?

ニジマス君

こちらは御存知「ニジマス君」
レインボートラウト、ニジ、ただの鱒、呼び名は様々。渓流魚の代表格。キング・オブ・ポピュラーの座を決して譲らない田淡水渓流魚のキング。 だが、養殖が盛んになり、誰でもよく釣れるので馴染みに馴染んでしまい、最近ではあまり評価されていないような位置付けのキング。
沢山釣れたので、どこかにお裾分けしても「また、ニジマスかよ・・・」って言われちゃうくらい食卓上では低い評価なんだよね。 僕ら釣りを嗜む者にとっては最高のゲームフィッシュ。引きの強さはハンパなく面白いんだけれどね。


で、今日の2つ目の目的。

お魚供養塔

「魚供養塔」  場内のモンスタータンクの正面にある小さな供養塔。僕は毎年秋になるとここを訪れ、1年間、僕と遊んでくれた魚たちを労うつもりでここを参拝しているんだ。
今年もありがとうね。 みんなが居てくれるから、僕は癒されているんだよ。 また来年くるから・・・


観察園を後にして、渋滞が予想される第1いろは坂をキャンセルし、金精峠越えで、片品方面へ逃げる。

片品村の鎌田。 ここに渓流で有名な大立沢って川がある。この川の上流に「築地」って地区があるんだけれど、ここにとっても美味しい「お豆腐屋さん」があるのね。

ちょっと立ち寄って、お豆腐を購入。

尾瀬ドーフでお買い物

「尾瀬ドーフ」さん。 価格はちょっとお高めだけれど、それでも美味しいから納得できちゃうんだ。この日は木綿豆腐半丁とおからコロッケを購入。 これ、とっても美味しいんだ。帰ったら晩御飯で食べよう。

自宅に着いたのが午後4:30。

流石に草臥れた。 帰宅後、速攻で風呂に入る。 


晩御飯では、食卓に一品追加された。

冷奴まいう~

冷奴で頂いた。 しっかりした舌触り歯応えで、大豆の香りが堪らなくいい! スゲェ美味い。
この豆腐、先日NHKの番組「キッチンが走る!」でも紹介されたお豆腐なんだよね。

疲れたけれど、楽しかったよ。 まぁ、毎年の恒例行事だけれどね。僕の足は動く間はいつまでも続けていきたいね。

おしまい
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